TeXは文字で書いた命令を解釈してレイアウトの情報に変換し、DVIファイルという完成形(もうそのまま印刷していいファイル)を生成します。dviout for Windowsは、そのDVIファイルを見るためのソフトです。DVIファイルを見るためのソフトは Mac版、Unix版もありますが、Windows版が一番高機能だといわれています。(そのためにWindowsでTeXを使うUnix/Linuxユーザーもいるらしいです。)
以下では、dviout for Windows 3.17 のインストールを解説します。
dviout for Windowsのインストールの解説はトニイさんのWebページにも書かれていますので、ここも参照するといいでしょう。
Mac OS 9以前の方は MacOS 用 DVIware のインストール 、Mac OS Xの方は ここからMxdviをもらってきます。
さて、Windowsに話を戻します。次のリンク先から、tex317w.lzh(dvioutら しからぬ名前ですね)を入手します。
ftp://akagi.ms.u-tokyo.ac.jp/pub/TeX/dviout/current_in_Japanese/tex315w.exe
次に、ダウンロードしてきたファイル(自己解凍形式)をダブルクリックし て解凍(伸長・展開)します。「dvioutをインストールするフォルダ(D)」が c:\dvioutになっていることを確認して[OK (O)]をクリックします。

解凍が終わると、自動的にdviout for Windowsが開き、「Font path is not set. Install fundamental parameters?」というダイアログボックスが出てきます。これは、dviout が基本的な情報を知 りたがっているのです。これを答えないことには正常にdvioutが作動しませんので、[はい (Y)]をクリックします。

さて、ここからdvioutの提示する質問に答えていきます。まず、dviout が TeX の出力結果を表示する際の用紙のサイズや、文字のきめの細かさ(解像度) を聞いてきます。お使いのプリンタの解像度がお分かりの方は適切に直し、よく わからない方は300のままにし、[> Next]を押します。 (何のことかよくわかっている方は、もちろん設定を変更してかまいません。私 は360にしました。)

次に、下の図のように、TeX に関する基本的な情報と、フォント(書体、文字データ)をどの ように作りたいかを聞いてきます。これは正確に設定しなければなりません。 (もし間違ってしまうとフォントが作れませんので、後でDVIファイルを表示し たときに「フォントがないぞ!」とエラーメッセージが出てきてしまいます。) ただ、間違ってしまっても後で修正可能ですので、ご安心を。

まず、上図のように[Guess] ボタンを押します。次に出てきたウィンドウで、標準の設定を用いるかどうか聞かれますので、 下図のように[はい (N)]を押します。そうすることでdvioutのあらかじめ用 意した設定例で自動的に設定させることができます。(dviout 3.15では[いいえ]を押していましたが、今回のバージョンでは[はい]で良くなりました。)

下の図の通りになっていると思います。それを確認してから[> Next] をクリックします。(dviout for Windows 3.15から、TEXROOTの修正の必要が なくなりました。図に示されてい る欄に書かれた記述は、一部しか見えていません。)

次に、「DVIファイルをダブルクリックで開けるようにするかどうか」、「ス タートメニューに登録するかどうか」「フォントを生成するMS-DOSのコマンドは 何か・どこにあるのか」、「画像生成時に一役買うGhostscriptというソフトはどこにあるか」を 聞かれます。上の2つのチェックボックスはそのままチェックがかかったままに しておき、3番目の質問である[gen:]の欄と[gsx:]の欄を埋めます。

[gen:]のボタンを押すことで、次のウィンドウが出てきます。
ここで[はい (Y)] を選べば最適なコマンドを自動的に探し、見つけて欄を埋め てくれるくれるので楽勝です。 しかし、Ghostscriptをインストールしていない場合(ここのインストール説明 を最初から実行している場合は該当)、最後のGhostscriptに関する質問には答えないでおきます。まだインス トールしていないので答えようがないのです。Ghostscriptをインストール(後 で説明)した後で、きちんと設定することにしましょう。というわけで、 [Finish]をクリックして終了です。
以上で設定は終わりです。しかし、細かい設定や、やり残した設定を後でし なければなりません。この設定方法については、LaTeXの説明をしながらそのつ ど示していきたいと思いますが、とりあえず一般論として、dviout を起動して からメニューバーの[Option] -> [Setup Parameters...]から設定できるという ことを覚えておきましょう。dviout がうまく作動しなかったら、ここの設定が 怪しい可能性があります。
LaTeXで色や画像を扱う機会は多いので、次の作業もしておきます。これまで の通り設定した場合、C:\dviout\GRAPHIC\LATEX2Eというフォルダにdviout.defというファイルがあると思います。これを C:\usr\local\share\texmf\tex\latex\graphicsに コピーします。復習ですが、\はフォルダの区切り(○○フォルダの中の××) を意味していたのでした。(pTeXが古いバージョンの場合は、color.cfgなども コピーする必要がありましたが、最近のバージョンなら大丈夫のようです、)
角藤版pTeXの時と、全く同じ要領で設定します。環境変数PATHに、C:\dviout を追加します。(この設定は、MS-DOSプロンプト(コマンドプロンプト) からdviout for Windows を起動するためにするものなので、おそらく無理して 設定する必要はないと思います。)
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