LaTeX は大学等の UNIX や Linux で標準的に使われていることが多いので、もうすでに初歩のことを習ってしまった、という方もいらっしゃるかと思います。(私の友人にも、情報処理の授業で LaTeX を習ったという方がいます。)しかし、私の見る限りにおいては、彼らはほとんど LaTeX を日常生活で使っていないようです。(当然、Microsoft Word などのワープロソフトを使っているわけです・・・。)
理由はいくつかあるでしょう。まず、
(1)ワープロソフトを使い慣れてしまって、いまさら新しいソフトに手を出す気はない
というものです。ソフトの選択に関しては、当然まったく本人の自由ですので、LaTeX をレパートリーのひとつに加えてみることを消極的に薦めるのみです。そして次に、
(2)LaTeX は面倒なので使う気になれない
というものです。ご存知のとおり、LaTeX は円記号と英単語で構成された命令(正確には「コントロール・シークエンス」)を用いて文書の整形を行います。したがって、こうした命令をいちいち打っていくのは面倒です。また、MS-DOS プロンプトや端末エミュレータから処理していかなけらばなりません。その他の理由で面倒な場合があるかとは思いますが、とりあえずこの二つについてお話していきます。
LaTeX の面倒さを解消する手がかりとして、「LaTeX についての講義などで使用したパソコンの環境と日常で使用するパソコンの環境は違う」という一見当たり前の事柄があります。それをもとに考えてみましょう。
まず、LaTeX のコマンド入力についてですが、大きく分けて次の二つの方法で 対処可能です。
LaTeX についての講義とかでは、このような方法を使わなかった(使えなかった)のがほとんどだと思います。この方法を使えば、LaTeX の使い心地はぐっとよくな るでしょう。
そして、LaTeX の処理を端末エミュレーターや MS-DOS プロンプト上で行うときの面倒くささについては、シェルスクリプトやバッチファイル、そしてそれらをGUIで使うことで解決できます。(このあたりについては手馴れている方が多いかと思いますが、このサイトでも解説します。)
詳しくは、 「LaTeX をカンタンにする方法」 を参照してみてください。
以上に述べた方法を使えば、LaTeX は(論文やレポートでの定型的なものに関しては)、ワープロ以上に便利なものと言えます。めんどくさいマウス操作がほとんどいりませんし、動作が軽く、背景色を好きなように出来る(私は目に優しい黒色)エディタ上での作業になりますので、レポート作成時のストレスも少しは減ることと思います。
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