では、使ってみましょう!

LaTeX の文書を書いてみよう!

まずは注意書きです。この方法はTeXの仕組みを理解するため&TeXのインストールに成功しているかどうかのチェックのために、わざと面倒な方法をとっています。実際にはもっと簡単な方法があり、このページでもそれを紹介していますので、これを一読してTeXを見捨てたりしないでください・・・ 。

まずはじめに、「メモ帳」を開きます。何の変哲もない、Windows付属ソフトのメモ帳です。(もちろん他のエディタを持っている方はそちらで構いません。)そして次のように入力またはコピー・貼り付けしてください。(%のついている部分は「コメント行」といい、好きなことを%に続いて書くことが出来ます。したがって、%とそれより後ろの文字は書かなくて構いません。)

%ここから
%次の行はWordでいう「書式設定」にあたります。
\documentclass{jarticle}

\begin{document}

%\TeXはTeXのロゴ、\textbf{文字}は{}の中を太字にする命令です。命令の後は %半角空白で区切ります。

こんにちは、\TeX さん、\textbf{ごきげん} いかがですか?

\end{document}
%ここまで

そして、「ファイル」->「名前を付けて保存」と選び、ファイル名の最後(拡張子)を.tex、ファイルの種類を「すべてのファイル(*.*)」に変更して保存します。(ここでは、ファイル名をtest.texとします。)

保存時の画像です。ファイルの種類は「すべて
のファイル」にするのを忘れずに。

画像が大きくなってしまいました。印刷時に画像がはみ出す可能性がありますので、画像は別に印刷した方がいいかもしれません。

さて、このままではせっかくの\textbfとかの命令は文字のままです。それを解釈し、適切なレイアウトに変更(この場合は「太字にする」)しなければなりません。「はじめに」でも述べましたが、この「命令の解釈ソフト」こそがTeX(pLaTeX2e)の正体なのです。(もちろん、その「解釈」は、文字を美しく組むようになされています。)また、"dviout for Windows" などのDVIware という種類のソフトは、TeXによって解釈された命令を表示してくれるソフトなのです。

「TeXは命令解釈ソフト」であることを示す説明
画像

では、命令をTeXに読み込ませてみましょう。(この作業は「TeXにかける・ TeXでコンパイルする」などとよばれます。)MS-DOSプロンプト(Windows NT, 2000, XPの場合は「コマンドプロンプト」)を開き、次の通りにコマンドを実行します。(OSによってはこの方法でうまくいかないかもしれません。)

cd C:\"My Documents"
platex test.tex
dviout test.dvi

最初のcdコマンドは、Windows XPをはじめとしたWindows NT系列では違います。その場合は、[マイ コンピュータ] -" [WINDOWS ?? (C:)] (?? は任意)の順にダブルクリックしたところに、testという名前のフォルダを作り、その中にTeXファイルを移し、最初のcdコマンドを

cd C:\test
platex test.tex
dviout test.dvi

に変えてください。

最後の、解釈結果をDVIware(ここではdviout for Windows)に表示させる dviout コマンドの部分は、直接DVIファイルをダブルクリックなどの操作で代用することが可能です。エラーが出た場合は、最後に「?」がきたらxでTeX を抜け、その他の記号がきたらCtrl+CかCtrl+Zの同時押しで抜けて、適当に直してください。This is pTeXなどの表示が出なかった場合(たとえば「コマンドまたはファイル名が正しくありません.」と出た場合)は、インストールに失敗している可能性が大きいです。チェックしてみましょう。

dvioutで表示させた画像

こんな風に表示されたでしょうか。うまくいったならインストールに成功していると見てよいでしょう。もしDVIファイルをうまく開けなかった場合、逃げの手として、次のいずれかを実行してください。(うまくいった方も、以下の方法でもうまくいくかどうか必ず確認してください。)

DVIファイルをPSファイルに変換して、それを見る方法

MS-DOSプロンプトより、次の通りにコマンドを実行します。

cd C:\"My Documents"
dvipsk test.dvi

出来上がったPSファイルをダブルクリックして開きます。

PSファイルのプレビュー

うまく表示されたでしょうか。

DVIファイルをPDFファイルに変換して、それを見る方法

MS-DOSプロンプトより、次の通りにコマンドを実行します。

cd C:\"My Documents"
dvipdfm test.dvi

出来上がったPDFファイルをダブルクリックして開きます。

PDFファイルのプレビュー

うまく表示されたでしょうか。古い版の「LaTeX2e美文書作成入門」付属 CD-ROMからインストールした場合、dvipdfmコマンドを実行すると「コマンドまたはファイル名が正しくありません.」などと出てくるかもしれません。その場合、dvipdfmがインストールされてない可能性がありますので、新たにインストールしなおす必要があります。ただし、その場合はTeXのシステム全体を新たにインストールしなおす必要があるかもしれません。よくわからないという方は、 PDF変換をあきらめるか、古いTeXシステム(usrフォルダ以下)を別名でコピーしてバックアップをとり、新たにインストールしなおす方がいいでしょう。

いかがでしたか?TeXがうまく動いてくれたのは感動的ですが、面倒でしたよね。次は、この面倒さをいかにしてなくしていくかを考えていきましょう。

あとは、市販の参考書でコマンドを随時勉強すればよいです。ただし、「覚えなければならない」というものではありません。「使って行くうちに覚える」ものです。


前へ   次へ   目次に戻る

This document is dedicated to the Public Domain! --- この著作権を放棄した文書は「みなさんのもの」です!
This web page is written by Yasuhiro Otomo.
If you have any question about this page, send e-mail to me --- ご質問は大友まで。
You can link to this web page freely! --- リンクはご自由にどうぞ!
This web page typed on Meadow/1.15 (SHOUBU)
Valid HTML 4.01! Valid CSS! 「よくできま
した。」になっていない場合は、ご報告ください。